私はインハウスデザイナーだったので、会社にいた時にデザインした案件は、絶対に表に出せない。
なぜなら著作権が私ではなく、所属していた会社のものだから。
私が描いたメディカルイラストに関しても、どこの会社に所属していた時に描いたものなのかさえ、ブログやホームページには書いていない。
個人事業主のクライアントに依頼されて作ったWebサイトやチラシ、パンフレットでも「ブログに載せていいですか?」と、ちゃんと許可取りしてからブログに載せている。
私に関して言えば、クライアントが個人事業主の人であっても、屋号名や個人名や顔は隠すか、モザイク処理している。
何かあった時に、色々と問題になるので、自分がやった仕事でも、細かい内容までは公の場には出さないようにしている。
特に、企業案件は出せない。下手なこと書いて訴えられたりでもすれば、こちらが終わってしまうから。
兵庫県の斎藤知事の公職選挙法違反かどうなのか問題だけど、そもそもPR会社社長が、終わった案件を自分のブログで公表するのは、デザイナーの私からすると考えられない。
ブログを書いた時点で、「この記事ですが、ブログにアップしても大丈夫でしょうか?」と、斎藤知事側に確認したのか?
確認していたら、こんな大ごとにはならなかったはず。
仕事自慢したいのはわかるけど、うちうちだけで自慢して、ブログで公表してはダメだろ。
たまにデザイナーの著作権問題や今回のようなPR会社の不備があると「良く考えてから表に出せよ」と思ってしまう。
東京オリンピックのロゴパクリ問題以降、私でも、これまで以上に著作権には目を光らせるようになったので、今回の件でも、仕事自慢はマジで控えるか、これまで以上に許可取りしてからブログに載せようと思った。
触らぬ神に祟りなしですわよ。