外資系企業の社員は住宅ローンが組みにくい

外資系企業の社員は給料の高い人が多い。そのため、持ち家を買いたい人がたくさんいるものの、住宅ローンが組みにくい場合がある。

なぜなら、外資で働いている人はすぐに転職したり、会社をクビになる率が日本の企業よりも高いからだ。職業が安定していないとみなされて住宅ローンが組みにくい。組めたとしても申請した金額全部は認められない場合もある。

年齢が40歳を超えている場合は特に注意が必要。定年までしかローンが組めない。35年ローンとかは無理な場合もある。

私も外資系企業で働いていた時、中古のマンションを購入した。東京で私のマンションぐらいの広さを買おうとすれば7000万円か8000万円ぐらいしそうだけど、大阪はまだまだ安い。

安い上に私の住んでいる地域はガラが悪いので、土地の値段も安い。その上、大阪の地価が上がる直前に買ったので、信じられないぐらい、めちゃくちゃ安く買えた。ラッキー。

半分は現金で払って、半分はローンを組んだ。私の場合は元々の金額が安いから住宅ローンの金額も安い。すぐに返済できる。

それなのに、売り手の不動産会社の担当者から「本当に払えるんでしょうね?」と何度言われたかわからない。「払えますから」と言っても信じてくれない。「外資系企業に勤めている人は会社をクビになる場合もあるので、信用できないんですよね。」と担当者に直接言われた。

私も外資系企業の社員がここまで銀行や不動産会社から信用されていないと思っていなかった。私の不動産会社の担当者に聞いてみたら「住宅ローンを組む場合は、普通は源泉徴収票を過去2年分提出しますが、外資系企業に勤めている場合は過去3年分を提出させられることがあります。」とのこと。

外資系企業だと2年以内に転職する場合も多い。本当にちゃんと長く働いているのかを確認するためにも過去3年分の提出が求められることがあるそう。

外資系企業で働いている人は給料が高いので、とりあえず貯金しておいたほうがいい。そして頭金をなるべく多く払って、住宅ローンの額を低くすればすんなりと審査が通ると思う。そして持ち家を買うなら40歳前に買わないと35年もローンを組めない。

日本企業は外資系企業にはない「安定」がある。後数年もすれば日本企業でも外資のようになるかもしれない。けど、その頃は外資はもっと安定していないと思うから、家を買うなら日本企業にいる間に住宅ローン組んだほうがいい。外資に勤めてお金を貯めて即金で買うって手もあるけどね。