膝が突然ロックして動かせないならHypermobile Meniscus〜ハイパーモバイルメニスカスの可能性あり

以前、前十字靭帯を断裂したことを記事に書いた。

実はこれが誤診で、実際は「Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)」という膝の病態であることが判明。

私の膝を診察・診断してくれたのは、膝で結構有名なドクターで、私のMRIと私の症状からすぐに前十字靭帯は断裂してなくて、Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)とわかったみたい。

Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)を日本語に訳すとすれば「異常可動性半月」になるけど、ドクター曰く日本語訳はまだないらしい。

外側の半月板が通常よりも可動しすぎるため、膝関節の間に半月板が入りみ、結果として膝が動かせなくなるロッキングが起こり、ロッキングを解除することによって半月板を痛めてしまうのが、Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)です。(たぶん)

MRIで膝を撮影しても、半月板が損傷している状態を確認できないし、そもそもHypermobile Meniscusが整形のドクターに広く認知されたいないため、異常なしと診断されることもあるのだろう。

私の場合も、10年前に膝の診察を受けた際からすでにドクターの誤診があり、今回のドクターも続けて誤診しているので、膝専門のドクターで、尚且つ最前列で治療やオペをしているドクターでないと適切な診断は下せなかったと思う。

良い先生に診察してもらえてラッキーだった。

Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)には、ロッキングという症状が伴う。

どんな時に膝のロッキングが起こるのかといえば、しゃがみ込んで、しゃがんだ状態で横にズレようとした際に、外側の半月板が膝の関節の間に入り込み、膝が動かせずロックされ、少しでも動かそうとすれば激痛が走るという状態になる。

私の場合、膝がロックされると、無理やりに膝を伸ばし、自分でロッキングを解除している。

でも、私のやり方は絶対にお勧めしない。

なぜならロッキングした膝を無理やり伸ばすのは、めちゃくちゃ怖いし、めちゃくちゃ痛いから。

ロッキングを解除した後は、普通に歩けるけど、膝の不安定さは無くなることはない。そして、次の日から膝にかなり痛みが出てくる。

私が最初にロッキングを経験したのは、今から10年ほど前の真夜中。寝ている時に突然膝がロッキングしたため、自分でなんとかするしかなかった。

最初にロッキングした時は、悶えるほど痛くて、「このまま死ぬかも!」と思ったけど、助けてくれる人もいなかったので、無理やり膝を伸ばしたら治っただけ。

10年の間に何度もロッキングを繰り返し、ロッキングする度に自分で直していたので、私の半月板はボロボロになっている可能性もあるね。。

Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)と診断されると、手術になるんだけど、要は半月板損傷のオペと同じような手術になるみたい。半月板を縫うということ。

ただし、MRIでは半月板が損傷しているのが写らないので、どれぐらい損傷しているのかは膝を開いて実際にドクターの目で見てもらうしかないらしい。

とっても厄介なHypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)です。

膝がロッキングしたら、できるだけ大きな病院で膝専門のドクターがいる病院に駆け込んで欲しい。救急車を呼んでもいいと思う。

Hypermobile Meniscus(ハイパーモバイルメニスカス)の文献を見つけたので、貼り付けておく。私と同じような症状に悩んでいる人は、文献を読んで参考にするか、ドクターに見せると良いかも。

Hypermobile Lateral Meniscus の治療経験

CTで外側半月板後節の前方偏位が描出されhypermobile lateral meniscusと考えられた1例

私も数ヶ月先に膝のオペをすることになったけど、オペ後2週間は車椅子で絶対に膝を動かしてはいけないらしく、その後4週間は松葉杖で生活することになる。そして、リハビリは3ヶ月ほどするみたい。

まあ、とにかく自分の膝の状態がよくわかったので、オペまではなるべくしゃがんだり、膝に負担をかけないように過ごします。

とにかく、良いドクターに診察してもらうのが一番なので、良いドクターを探して、まずは診察してもらってください。