私は味噌汁が大好き。特に夕飯時には味噌汁がないとご飯が食べられないほど好きだった時がある。そのため、実家暮らしの時は、母親がいつも味噌汁を作ってくれていた。
それなのに、一人暮らしをはじめたら、味噌汁をあんまり作らなくなった。というか、味噌の賞味期限が切れていることもしょっちゅうある。
こういう時に、実家暮らしと母親の有り難みが身に沁みる。
あんなに好きだった味噌汁だって、自分で作るとなるとかなり面倒臭く感じる。鍋に出汁と味噌をぶちこむだけなのに、それでも面倒臭い。自分で作るぐらいなら、味噌汁がなくても我慢する。
本当にそう考えると母親ってすごいなと思う。
掃除、洗濯、料理。書くとたったの6文字だが、実際の作業量は膨大だ。家族全員の洗濯をして、乾いたら畳む作業もある。料理だって朝食とお弁当と夕食という風に、朝から晩までご飯を作っている。掃除だって週に何回かはしないと、すぐに埃もたまるし汚れてしまう。布団を敷く作業もあるし、布団の上げ下ろしも重労働だ。
私の両親は数年前に他界してしまったが、亡くなってから両親のありがたみがしみじみとわかる。
生きている時もありがたいと感じてはいたけど、やっぱり生きていると両親といえども色々と感情のもつれはある。だから、「ありがたい」と思える時と思えない時があるのは事実。
それが両親が亡くなって時間が経つと、どんどんと両親のありがたみだけが残っていく。
死んだ人間って強いなー。
こうやって、両親のことを思い出すと泣けてくる。
親が生きてる時は、憎らしい時もあるけど亡くなると本当に寂しい。なので、親が生きてるならたまには親孝行しておくと良い。良い思い出にはなるよ。