最近は、女性の個人事業主のお客様からの相談が多い。
どんな人向けに商売をしている人が多いのかと言えば「自立してない女性を自立させるための商売」をしている女性のお客様が多い。
最初の頃は、何とも思っていなかったけど、「自立した女性を増やしたいんです!」というお客様が増えるにつれ、「そんなにたくさんの女性が自立してないの!?」と、驚くことが増えた。
女性の自立について深く考えると、結局は男尊女卑の話に行き着くため、あまり深く書くと面倒なので書かないけど、私の時代を考えると、「女性の幸せは結婚して子供を産むこと!」という根強い思い込みが世の中あったことが原因だろうと思う。
女性が短大を卒業し、ちょっとだけ働いて、20代のうちに結婚して出産する女性が多かっただろうし、何しろ、それが女性の幸せだと世の中が考えていたと思う。
私なんて、まったく逆行していたため、28歳ぐらいの時にDTPデザイナーで就職しようとしていると「どうせ結婚してすぐ辞めるんでしょ!」と、面接した会社の面接官から言われまくった。
「結婚なんて絶対にしません!子供も産みません!ずっと働きます!なんなら給料もいりません!」と、面接した会社すべてて、言い返しまくったけど、全然採用されず、「女性は適齢期になると結婚するもの」という世間の価値観に、かなり翻弄され酷い目にあった。
私の時代に生きていた女性たちが、結局は男性社会の「女性は結婚するもの」という価値観が正しいと信じ、それを実行した素直な女性たちが、自立を果たせず、今苦しんでいる女性が増えているんだろうと思う。
経済的や精神的に自立してないと、旦那と離婚してくても離婚できないからね。
ただ、誰かに数十万円のお金を払ってまで自立させてもらわないとダメなぐらい、何かに頼りきっている女性が多いのは、私的にはなんだか納得できない。
男性社会に骨抜きにされている女性が多いのか、やはり誰かに頼って生きているほうがラクだと考えた女性が多いのか。どっちなんだろうと思う。
お金を出してまで自立をサポートして欲しい女性がいるなら、そこに需要があるため、商売にするのは当然だろうと思うけど、そこまでしないと自立できない女性もどうかと思う。
日本社会の男女への洗脳はエグいなと思う。男に頼ってしか生きられない女性を大量生産した結果が、自立できない女性を増やした原因かも。
確かに、旦那が稼いでくれるなら、私も働きたくないから、私だって立場が変われば、自立を果たせていない女性になっていたかもしれん。
でも、高いお金を払って自立をサポートしてもらう時点で、誰かに頼らないと自立できない人なので、それは自立できているのか?マジで?と思うけど。知らんけど。